ドラマのレビュー(仮)

Amazonのプライムビデオにあるドラマのレビューが中心

SUITS/スーツ シーズン1 を見た感想

最近になって、Amazonのプライム会員になった。
で、プライムビデオが見れるので、仕事中に流しっぱなしにしている。
だから基本的には、日本語吹き替え版になるのを了承しておいて欲しい。
そんなボクが見終わったドラマをレビューしていきたい。

今回はSUITS/スーツ

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アメリカのリーガルドラマだ。

2011年から放送が始まって、現在も続いている。

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既にシーズン7まで放送が終わっている人気のシリーズだね。

で、次のシーズンも放送が決まっているそうだ。

ちなみに、2018年の10月からフジテレビでリメイクされるらしい。
主演は織田裕二と中島裕翔。
すでに、これじゃない感がでているよね。
というか、日本製のドラマであの雰囲気をだすのは無理だ。
原作ファンの人も心配じゃないだろうか。

まぁその話はおいておこう。

 

あらすじ

ハーヴィー・スペクターは、マンハッタンの大手法律事務所ピアソン・ハードマンで働く敏腕弁護士。難しい訴訟を解決に導くクローザーとして一目置かれる存在だが、部下を持ちたがらず、面倒も一切見ない一匹狼だった。 そんな彼を見るに見かねた所長のジェシカは、シニア・パートナーへの昇進と引き換えに部下のアソシエイトを雇うことを命じ、仕方なくハーヴィーはアソシエイトの面接を始める。マイク・ロスはたったひとりの肉親である祖母の入院費を稼ぐため、友人の勧めでマリファナの運び屋まがいの仕事を引き受けていたが、それが警察の罠であることを見抜き、偶然ハーヴィーの面接会場へと逃げこむ。そこでハーヴィーは、マイクが天才的な頭脳を持っていることをすぐに見抜き、アソシエイトへの採用を決める。しかし、「ピアソン・ハードマン」は、ハーバード大学のロースクール出身者しか採用しないという伝統を持っていた。ハーヴィーはマイクの経歴を詐称することを提案し、2人は秘密を共有する運命共同体となり、数々の訴訟に挑んでいく 

 

以上、ウィキペディアからの引用でした。

まぁあれだ。
一昔前に流行ったよね。
どう見ても女の子にしか見えない男の子が、お嬢様だらけの女子校に編入するなんていう設定のゲーム。

「おねーさまは、おねーさまじゃなくておにーさま、だったのですね」

なんて言われちゃうやつ。
設定的には似ていると思う。
バレちゃいけない事情を抱えてるって、古くはアニメ版のデビルマンもそうか。

この時点で、予定調和な最終回予想がわいてくる。

主人公のマイクは無資格なのがバレる。
でも、それを公表はできないから、事務所の首だけですむ。
その後、ロースクールに通って、正式に弁護士になるみたいな最終回だね。
そんなベタな展開にはならないと思うけど。

登場人物

ハーヴィー・スペクター

演じているのは、ガブリエル・マクト
第一印象は、伝統的なアメリカの白人イケメン。
スーパーマンの中の人って言われても違和感がない。

凄腕の弁護士。
ニューヨークの大手弁護士事務所のエース。
難しい案件を終わらせる人をクローザーっていうらしい。
とにかく係争に強い、一匹狼。

性格的には、自己中心で傲慢。でも、結果を出すから周囲は文句が言えない、みたいな状況だね。
事務所のボスからは、無茶をするけど有能だからって気に入られている感じ。
日本だと確実に嫌われるタイプだね。
作中でも、敵が多そうな印象。

シーズン1を見た印象としては、ツンデレ

一度、心を許して身内認定すると、甘くなる。
ただ、そのハードルが恐ろしく高い。
自身が優秀なこともあって、なかなか他人を認めない感じだね。

イケメンで女たらし。
スポーツ観戦が好きで、レコードとか集めている。
スーパー秘書のドナがいないと、ダメ人間になるタイプだな、と。

 

マイク・ロス

演じているのは、パトリック・J・アダムス。
ハーヴィーが伝統的なアメリカの白人イケメンなら、こっちは今時の若者系イケメンだろうか。
スパイダーマンの中の人みたいな感じ。

完全記憶力という特殊能力もち。
その頭脳をいかすための能力もある。
彼がその能力をいかして、問題を解決していくのが1つの見所だね。
両親がいなくて、祖母に育てられるという過去がある。

性格的には、お人好しで頑固。
すぐに感情移入をしてしまう、ニュータイプみたいな人だ。
おばあちゃん子で、おばあちゃん大好き。

その境遇には同情すべき面もある。
でも、すぐに自己正当化しちゃうんだよね。
なんか心が弱いタイプだ。

ちなみに、彼が就くことになるアソシエイト。
法曹界では、キャリアの浅い新人弁護士のことを指すそうだ。
主に、ベテランのサポートをしながら、実地で仕事を学んでいく立場になるね。

第8シーズンでは降板が決まっているそうだ。
まだシーズン1しか見ていないけど、彼がいなくなるとどうなるんだろう。
代役を立てるわけにもいかんだろうし、物語からはフェードアウトか。

ルイス・リット

演じているのは、リック・ホフマン。
写真左側の男性。

本作一の萌えキャラ。
ハーヴィーをライバル視する敏腕弁護士だね。
優秀なんだけど、事務所内のトリックスター的な役割なので、シナリオ的に割を食っているかわいそうな人って印象が強い。
見た目は、でっかい齧歯類だ。

見た目とか言動とかは小悪党なんだけど、心の中はヒーロー。
でも、厄介な性格をしていて、関西で言う「いやらしい」って一言につきる。
上辺だけを見ると嫌な上司なんだけど、どこか憎めない、を地でいくキャラだ。

ネットでも大人気で、海外のSNSなんかでもネタにされるくらい人気。
っていうか、公式のtwitterでもネタにされている。
ルイスのカレンダーっていう感じで。

ハンカチを噛みながら、ちくしょーって言うのがお似合いの人だな。
いい悪役だと思う。

ジェシカ・ピアソン

演じているのは、ジーナ・トーレス
黒人で女性。
アメリカの法曹界ってのは、ものすごい男性社会らしい。
そういうハンデの中で、NYでも大手事務所の共同代表をしている。

そんな役どころもあってか、とにかく強そう。
威厳のあるボスって役割を演じている感じ。
ハーヴィーが秘蔵っ子みたいな感じで、肩入れしているように見える。
それが、ルイスには気に入らないっていうのが1つの軸だ。

なんか気が強くて、嫌なおばさんってのが第一印象かな。
でも、まぁ上で書いたみたいな背景があるのを知ると、その態度も納得できる。

なんだかんだで部下思い。
ハーヴィーのことを10年後には、後任として考えている。
でも、今のままだとダメだってわかっていて、どうしようか考えるいい人。

 

レイチェル・ゼイン

 

演じているのは、メーガン・マークル
中の人は、イギリスのヘンリー王子の奥さんになったことで有名だね。

弁護士になりたくて、事務所で働いている人。
役職はパラリーガル
要するに、弁護士の補助をする人のことだ。

ぶっちゃけて言うと、あんまり可愛くない。
なんで、マイクはレイチェルを好きになるんだって思ってしまう。

彼女も第8シーズンの降板が決まっているそうだ。
まぁこっちは仕方ないね。
なんせ王子様と結婚しちゃったんだから。
女優業はやってられんだろう。

ドナ・ポールセン

演じているのが、サラ・ラファティ
役どころは、ハーヴィーの秘書。
写真右側の女性だね。

出演者の女性の中だと、いちばんかわいいと思う。
天然不思議ちゃんかと思わせつつも、実は仕事のできる人。
ハーヴィーのことが大好き。
でも、恋愛ってわけじゃない。
そんでもって、ハーヴィーを悪く思われるようなことがあると、とかくフォローしまくる気遣いの達人でもある。
もう、おまえら結婚しろよって、いろんな人に思われているんじゃなかろうか。

作中では赤毛って言われてるけど、日本人的には金髪に見えるんだけど。
ちなみに、中の人はハーヴィー役のガブリエル・マクトと、20年来の親友だそうだ。
私生活の2人も、別の人と結婚をしている。

 

主要な人物はこんなところだろうか。

シーズン1を見た感想

派手さはないけど、しっかりと面白いドラマだった。

とかく、ハーヴィーが格好いい。
まさしく頼れる上司って感じがするね。
理想の上司ランキングで上位に入りそうな勢い。
ただ口が悪くて態度も悪いだけだ。
でも、しっかりと思いやりがあったりする。

マイクの天才的な頭脳と記憶力。
それを利用したハーヴィーの策略といった構図がいい。
シーズンが進むと、こういう初期設定がなくなっていくことが多いけどね。
2人はいいコンビだってのが、よく描かれていると思う。

基本的に一話完結型なのも見やすくていいね。
ちょっと小粋な会話と、テンポのいいシナリオ展開。
だいたい1時間くらいだけど、だれることなく見れたね。

弁護士らしく知的な会話も多くて、英語を勉強する教材にもなるんじゃねえのって思ったり思わなかったり。

法廷闘争っていうよりは、そこまで持っていかせないって感じかな。
あの手、この手を使って決着をつける。
違法ギリギリのところのせめぎあいって、アメリカの法廷も怖いもんだ。
相手を潰すなら、徹底的に情報を調べ上げるところとかスゴいね。

最初は学生っぽさというか、子どもっぽさが残っている、マイク。
それが少しずつ成長していく。
っていうか、境遇の割には子どもっぽすぎるとも思うけどね。
もうちょい精神的に大人であっても、おかしくないんじゃないかな。

対する、ハーヴィーは完成されている感じで、とても頼りになる。

法律事務所が舞台だけに、登場人物のほとんどがスーツ。
ハーヴィーが安っぽいスーツを着ているマイクに言及するシーンもあって、こだわりがあるみたいだね。
でも、こういうのってすぐになかったことになったりする。

ちなみに女性のスタッフは、やたらと身体のラインがでる服をきてたり。
ケツをふりふりして歩くんだよね。

あと、マイクがマリファナの売人だっただけに、やけに出てくる。
でも日常的なものみたいな感じで、受け入れられているんだよね。
マリファナくらいならいいか、みたいな。

次のシーズンもまた見みようかなと思わせるくらいの魅力がある。

ただ、無資格なのがバレるバレないみたいなやりとりは、あんまり繰り返されるのも困るな。

アメリカの映画事情?

ちょっと気になったのが、作中でやたらと映画の台詞とかを引用するんだよね。
ここ、なんか気になったんで調べてみたんだ。

だって、日本だと映画の話より、子どもの頃に見てたアニメやドラマ、バラエティ番組とか、テレビ番組の話題に多いと思う。
まぁ実際にボクも友達とあった時に、その手の話は鉄板だったりする。

で、不思議に思ったんだよね。

調べてわかったのは、アメリカは国土が広すぎて、テレビの通信網が全地域をカバーできないってことだ。
要するに、日本でいうNHKやキー局のような、全国ネットがないんだわ。
ほとんが地域で加入するケーブルテレビなんだってさ。

だから、テレビの話題って誰もがついていけるもんじゃないらしい。
で、その代わりになっているのが映画だ。

映画なら全米で上映されるから、人気作なら誰でも知っているみたいな扱いになるんだって。
国土のでかい国はスケールが違うね。

まとめ

けっこう面白いドラマだと思う。
個人的には10点満点中の8点くらいはつけてもいい。
作り方がうまいのか、スタイリッシュに見える。
シナリオのテンポもいいし、飽きることがなかった。

あと、海外ドラマにありがちな露骨な引き延ばしみたいなのもないしね。
しっかりとまとまっていると思う。

時間がある時には、字幕版で腰を据えてじっくり見るのもいい。
個人的には十分にお勧めできるドラマだ。

あと、日本のドラマみたいに安っぽくないのがいいね。
それだけのフジテレビのリメイク版は怖いなぁ。
思い切り、ダサい感じになりそう。

それではこの辺で。